カテ室で使う 薬のお話 =頻脈性不整脈の薬=

薬剤の話って・・・・ニガテです。
その都度、調べて「なんだっけなぁ・・・」
確認はするものの、なかなか覚えられません。
しっかり調べて、まとめておきましょう!!

ベラパミル塩酸塩(ワソラン)
薬効
細胞外液Ca2+の細胞内流入を阻止、Ca拮抗作用により房室伝導を抑制して、心室Rate(心拍数)のコントロールに有効。Ca拮抗剤です。※心拍数を抑えるだけで、心房細動を正常洞調律に戻す効果はありません。
ランジオロール塩酸塩(オノアクト)
薬効
β1受容体に選択的に作用して、心拍数を下げる。作用時間が短く、調整しやすい。
※心拍数を抑えるだけで、心房細動を正常洞調律に戻す効果はありません。
ピルジカイニド塩酸塩水和物(サンリズム)
薬効
心筋細胞のNaチャネル阻害作用により、細胞膜の活動電位の最大脱分極速度(Vmax)を抑制して、刺激伝導速度を抑制することによって抗不整脈作用を発揮する。心房細動から正常な洞調律に戻す効果もあります。
発作性心房細動など、カテーテル検査・治療中の不整脈に対して、血圧を下げることなく心拍数をコントロール(60~80ぐらい?)することは大切なことですね( ..)φメモメモ
今日も勉強になりました、それではまた(-ω-)/
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