CEのためのちょっと役立つ疫学:論文を探す
臨床業務で分からないことがあったら、参考書で調べる、先生・先輩に聞く、インターネットで検索する、日本語で論文を探してみる、こういったことってよくありますよね。
でも、実際にはほしい情報がなくてモヤモヤするな~なんてこともあると思います。
そこで今回は英語で論文を探す方法や役立つサイトをご紹介したいと思います。
*注1:研究などに携わっていない、英語も得意でない、だけど調べたい…!そんな方への手助けになればと今回の記事は書いています。
*注2:今回はあくまでも “探す方法” であって、その論文の妥当性については別の問題なので注意してください!!
○論文検索
Google scholar(国内・海外文献)
Googleの提供する検索サービスの一つで、無料で文献を検索できます。日本語にも対応しており、学術情報に絞って検索ができる検索エンジンです。
PubMed(海外文献)
世界中の医学関連分野の論文情報を検索できます。無料ですが、英語での検索が必要となります。
Web of science(海外文献)
大学病院や大学図書館など、利用環境は限られるのですが、引用件数の確認、Endnote onlineの利用など便利な機能があります。自施設、関連施設で利用が可能か確認してみることをおすすめします。
○翻訳・便利なサイト
Shaper (翻訳時の便利ツール)
すぐに使えるPubMed(九州大学附属図書館、PubMedの使い方を紹介しています)
私自身、決して英語が得意なわけではありません。その為、英論文全文を読んでいると日が暮れてしまうので、shaperを使ってから翻訳ツールにかける、ということをよくします。なぜこのshaperを使用するかというと、PDFの文章をそのまま翻訳ツールにかけてしまうと、改行などの関係で翻訳がおかしくなってしまうからです。
世界の人口が73億人、英語を公用語・準公用語とする人が15憶人(English Clubより)、学術・研究分野では英語が共通語とされている現在、もっと英語を勉強しておけばよかった~~!!!と日々痛感している私ですが…
こんな便利なサイト・機能もあるのでご紹介までに!
投稿者プロフィール
- 臨床工学技士。趣味はマラソン。現在、社会人大学院生として修士課程で疫学衛生学を専攻しています。日々の臨床での疑問を解決したい、論文を正しく読み判断したい、データを適切に扱いたい、そういった思いで一念発起しました。臨床工学と疫学は、遠いようで近く、また疫学は必要な知識であるが学ぶ機会の少ない分野なのではないかと思います。学んだことを臨床で生かしつつ、臨床工学技士と疫学を繋げる一助となればと考えています。
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