工学的知識

透析技術認定士を目指す方

透析について勉強したい

透析技術認定士について改めて確認したい方

資料を作成いたしました。古いものもありますが、誰かの何かの役に立てば幸いです。
※各記事につきましては、随時更新してまいります。

血液浄化療法分離法
腎不全治療 
血液透析(HD)透析、限外濾過
腹膜透析(PD)透析、限外濾過
CAPD 
APD(Aoutomated Peritoneal Dialysis) 
血液ろ過(HF)限外濾過
血液透析濾過(HDF)透析、限外濾過
Off-line HDF 
On-line HDF 
アフェレシス療法 
持続的血液浄化 
緩徐持続的限外濾過(SCUF)限外濾過
持続的血液ろ過(CHF)限外濾過
持続的血液透析(CHD)透析、限外濾過
持続的血液透析濾過(CHDF)透析、限外濾過
持続的血漿交換(CPE)精密ろ過
血液吸着(Hemoadsorption)吸着
血漿吸着(Plasma adsorption)吸着
プラズマアフェレシス(Plasmapheresis) 
単純血漿交換(Plasma Exchange:PE)遠心分離または精密ろ過
二重濾過血漿分離交換法(DFPP)精密ろ過、限外濾過
冷却濾過精密濾過
白血球除去療法(Leukocyapheresis) 
顆粒球吸着療法(Granulocytapheresis)吸着
リンパ球除去療法(Lymphocytapheresis)吸着

・分子拡散

溶質は高い部分から低い部分へ
溶媒は濃度の低い部分から高い部分へ

・分子量
IgG>β2ミクログロブリン>アルブミン

・限外濾過、精密濾過
膜を介して陽圧または陰圧により膜を透過し、水ならびに細孔より小さい溶質成分の一部が反対側へ移動。

膜の平均細孔径は1nm。(限外濾過)

膜の平均細孔が100nm。(精密濾過)

DFPPでは10nm。

・透析膜に要求される性能条件

①高い溶質透過性

②高い透水性

③溶質透過性と透水性の適度なバランス

④高い機械的強度

⑤可滅菌性、良好な生体適合性

分類膜素材
天然高分子 (対称構造)再生セルロース(RC)、セルロースアセテート(CA)
合成高分子 (非対称構造)ポリアクリロニトリル共重合体(PAN)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVAL)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリスルフォン(PS)、ポリエステル系ポリマーアロイ(PEPA)

天然高分子膜:親水性、高い機械強度、薄膜化、小型化、結晶性領域と無定形領域。
合成高分子膜:内部の多孔性、グラジエント構造の支持層と緻密層の二重構造。

・ダイアライザの滅菌法
 γ線・EOG・オートクレーブ (RO水作製には紫外線で殺菌)

・ポリビニルピロリドンが使用されている膜
 PS、PEPA、PES

・クリアランス

CL(mL/min)=(Cbi-Cbo/Cbi)×Qbi

Cbi,Cbo:ダイアライザ入口、出口溶質濃度

Qbi:入口側血流量

CL=ダイアライザ入口と出口の除去率×血流量

Ex1:血流量200ml/min、透析流量500ml/minの条件でHDを施行した、透析開始後30分たって限外濾過流量を0ml/minに設定し、動静脈側のクレアチニンの濃度を測定したところそれぞれ12.0、3.0mg/dlであった。ダイアライザのクレアチニンクリアランスを求めよ。

CL=12.0-3.0/12.0×200=9.0/12.0×200=0.75×200=150ml/min

CL(mL/min)=(Cbi-Cbo/Cbi)×(Qbi-Qf)+Qf

※Qf:限外濾過流量

Ex2:例1で血流量200ml/min、透析流量500ml/min、限外濾過流量10ml/minで測定した。動静脈側クレアチニン濃度はそれぞれ12.0、3.1mg/dlであった。ダイアライザのクレアチニンクリアランスを求めよ。

CL=12.0-3.1/12.0×(200-10)+10=151ml/min

CLと体積流量は同じ単位(ml/min)である。ふるい係数は常に1>である。(ふるい係数=1分間に濾過された量)限外濾過を増加させればクリアランス値は増加する。クリアランス値は常にQB以下である。

・限外濾過率(UFRP)

Ex3:あるダイアライザ(有効面積1.5)の透水性を調べるためECUM法に従い性能評価を行った。血流量200ml/minで200mmHgの膜間圧力差を3分間かけたところ90mlの濾液が得られた。このダイアライザの濾過係数を求めよ

Lp=90/(3/60)×200×1.5=6.0

Ex4:例3のダイアライザの限外濾過率を求めよ。

UFRP=90/(3/60)×200=9.0

Ex.5:ダイアライザー入口付近Htが30%、血流量200ml/min、限外濾過量30ml
   ダイアライザー出口付近のHt値は約何%になるか?

200/200-30 ×30 =35.29 =35%

Lpは膜面積で徐した標準化した透水性を表す。(透析膜の透水性)

UFRPは膜面積の違いも加味された透水性を示す。(ダイアライザの透水性)

・前希釈:大量液置換により溶質除去能を高めることができる、有用成分の喪失量を少量に抑えれる。

・後希釈:前より濃い濾液が得られる、溶質除去能は高いが、Qbに依存する、大量置換ができない。

・1-コンパートメントモデルとは?

生体を単純にある一定容量の箱 (コンパートメント)の集まりと考え,この箱の中の薬物濃度は一定とみなして,薬物量の時間的な推移を解析すること

・除去率(RR:reduction rate)

飲水・補液による血液の希釈の効果が反映されてしまう短所がある。

・Kt/V

①1-コンパートメントモデルが適用できる。

②Vが一定である。(V:総体液量)

③Gが無視できる。(G:溶質の生成速度)

・Kt/Vは最適な透析量や透析効率の指標(1.4以上で与後良好)。

K:尿素のクリアランス  t:透析時間  V:尿素分布容積

膜面積、濃度差、血液・透析液・濾過流量、体重の影響を受けるが、ふるい係数の影響は受けない。

・週平均濃度(TAC):血中溶質濃度の曲線下面積を総時間(24*7*60=10080分)で徐して求めた(積分平均)値を定義する。

・蛋白異化率(PCR):(g/day)

・クリアスペース:総体液量V(L)のうち、濃度がゼロになった体積。(L)

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投稿者プロフィール

Takuya
Takuya
臨床工学技士です。他職種を含めた若手の臨床指導に力を入れて研修会・現場での仕事だけでなく、企業・教育セミナー講師、国内外の学会発表・参加、医療雑誌のコラム執筆に挑戦してきました。興味のある後輩達にそのノウハウや情報提供を行い、よりより後輩を育成するべく日々、自問自答です。育てた後輩達はいつか自分と周りの人々を助けてくれると信じています。

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