CEのためのちょっと役立つ疫学:標準偏差

標準偏差(SD:standard deviation)についてまとめます。(以下、SD)

文献中には 【 mean ± SD 】  などと記載してあります。

意味の解釈としては
平均値(mean)± 標準偏差 → データの平均とばらつき を示しています。

   

[test data] 表1:対象者の患者特性   

   

標準偏差は 分散の平方根 として計算できます。
分散としてデータのばらつきを算出していますが、単位を戻すために1/2乗する必要があります。

また、データが正規分布に従うとき、SDの二倍の範囲に約95%のデータが入る という特徴があります。
(*約95%としていますが、正確には±SDを1.96倍した範囲に95%のデータが入る。)
つまり、上記の表1でいうと、

対象者のtypeAの年齢の平均値46.8歳
typeAの1589人のデータの内95%、約1500人(1589×0.95=1509.55)は35.4~58.2歳であることがわかります。

Point  

〇標準偏差(SD)はデータのばらつきを示す

〇データが正規分布に従うとき、SDの二倍の範囲に約95%のデータが入る

〇標準誤差(SE:standard error)とは別物

   

高校数学のYouTube動画として、とても分かりやすく標準偏差と分散について解説してくれています。ご参考までに。
分散・標準偏差【超わかる!高校数学Ⅰ・A】~授業~データの分析#16 – YouTube

   

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投稿者プロフィール

CE_Y.A.
臨床工学技士。趣味はマラソン。現在、社会人大学院生として修士課程で疫学衛生学を専攻しています。日々の臨床での疑問を解決したい、論文を正しく読み判断したい、データを適切に扱いたい、そういった思いで一念発起しました。臨床工学と疫学は、遠いようで近く、また疫学は必要な知識であるが学ぶ機会の少ない分野なのではないかと思います。学んだことを臨床で生かしつつ、臨床工学技士と疫学を繋げる一助となればと考えています。

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