血液ガスの解釈

呼吸療法認定士を目指す方

呼吸について勉強したい方

呼吸療法認定士について改めて確認したい方

資料を作成いたしました。古いものもありますが、誰かの何かの役に立てば幸いです。
※随時更新して参ります。

酸素解離曲線が影響を受けやすい要因はどれか?

PaCO2の上昇、pHの低下、体温の上昇、2,3-DPGの増加

動脈血ガスの正常値

pH:7.40±0.05
PaCO2:40±5mmHg
PaO2:80mmHg以上
SaO2:95%以上
PaO2/FiO2:400mmHg以上
HCO3-:24±2mmol/L
BE:0±2
血液中のO2のほとんどはヘモグロビンと結合している。
拡散障害の原因は肺胞膜面積(有効ガス交換面積)の低下と肺胞隔壁(肺胞膜の肥厚。
ヘモグロビンはSO2が低いほど緩衝能が強くなる
CO2の解離曲線はO2の解離曲線よりも勾配が急である。
二酸化炭素の排出は虚脱した肺胞の影響をうけにくいため換気のよい指標となる。
血液中のCO2のほとんどは{HCO3-}として存在する。

肺胞低換気をきたす代表的な疾患がどれか

脊椎・脊髄損傷、ジフテリア、パラチオン中毒

肺胞過換気をきたす代表疾患

代謝性アシドーシス・アルカローシス、甲状腺機能亢進症、脳幹部障害、

筋萎縮性側索硬化症

Dlco(一酸化炭素肺胞拡散能力)はガス交換の指標、肺胞、肺血流の不均等により低下

A-aDO2の増加、シャント、拡散障害、換気血流平均等の診断に有用

換気とPaCO2は反比例関係にある。
PaCO2は換気の重要な指標である。
肺胞低換気が発生すると各組織、臓器で産生されたCO2の排泄効率が落ち、 CO2は肺毛細血管、肺静脈血、さらには動脈血に蓄積されることになりPaCO2が上昇する。
肺胞低換気は肺内ガス交換障害が存在しなくとも低酸素血症(PaCO2の上昇をともなう)を発現する。
肺胞低換気の逆の状態として肺胞過換気がある。
拡散障害とは肺胞膜を介するガス移動過程が障害され、肺胞気と肺毛細血管の指標ガス分圧が平衡に達しないことである。
何らかの肺疾患によってある領域の気道が完全に閉塞されるとシャント(Va/Q=ゼロ)が形成される。
肺内シャントは気道の完全閉塞、肺胞の完全虚脱、肺水腫による肺胞腔充満、ならびに肺動脈奇形などを原因として発生する。
肺胞死腔の形成はA-aDO2の増大をもたらす肺内ガス交換障害である。
生理学的死腔は25~35%が正常
肺内でのシャントが広範囲に形成されると高濃度酸素吸入させてもPaO2の上昇は小さい。
生理学的シャントとは解剖学的シャント、真性シャント、シャント様効果をあわせたものである。

サーファクタントの組成

リン脂質:ジパルミトイルホスファチジルコリン、不飽和ホスファチジルコリン、 ホスファジルグリセロール
中性脂肪;コレステロール、グリセリド
タンパク質;SP-A、SP-B、SP-C、SP-D、SP-D、血清タンパク

SP-A,SP-Dは生体防御

肺胞過換気でPaCO2低下の場合、呼吸性アルカローシスとなる。

BEの正常範囲は±2meq/L

正の方向に増加しているならば代謝性アルカローシス、

負の方向に増加しているならば代謝性アシドーシスと診断する。

AG=(Na+K)-(Cl+HCO3)

AGは代謝性アシドーシスの診断には有用。

代謝性アルカローシスの診断には適応することができない。

AGの正常範囲は10~12meq/Lであり、

16meq/Lを超えて増大する場合には有意な代謝性アシドーシスが存在すると考える。

・代謝性アシドーシスをきたす疾患

糸球体腎炎、下痢

・代謝性アルカローシスをきたす疾患

嘔吐、Cushing症候群、利尿剤の使用

血液中の細胞代謝によって採血後時間の経過とともにPO2は低下する。

PO2、PCO2、pHは常に同時に測定する必要がある。

白血病患者の血液など細胞が多い血液の血液ガスの変化は大きい。

患者の体温と電極の温度は等しいことが原則である。

血液中の細胞代謝によって採血後の経過とともにpHは低下する。

・生体緩衝系

重炭酸系:血漿、組織間液

蛋白系:赤血球内ヘモグロビン、種々の細胞内

リン酸系:種々の細胞内、尿

アンモニア系:尿

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投稿者プロフィール

Takuya
Takuya
臨床工学技士です。他職種を含めた若手の臨床指導に力を入れて研修会・現場での仕事だけでなく、企業・教育セミナー講師、国内外の学会発表・参加、医療雑誌のコラム執筆に挑戦してきました。興味のある後輩達にそのノウハウや情報提供を行い、よりより後輩を育成するべく日々、自問自答です。育てた後輩達はいつか自分と周りの人々を助けてくれると信じています。
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