薬物療法

呼吸療法認定士を目指す方

呼吸について勉強したい方

呼吸療法認定士について改めて確認したい方

資料を作成いたしました。古いものもありますが、誰かの何かの役に立てば幸いです。
※随時更新して参ります。

β刺激薬
第1世代
アドレナリン(ボスミン)
エフェドリン(エフェドリン)
イソプロテレノール(アスプール)
メタプロテレノール(アロテック)
第2世代
サルブタノール(ベネトリン)
テルブタリン(ブリカニール)
第3世代
プロカテロール(メプチン)
ツロブテロール(ホクナリン)
フェノテロール(ベロテック)
サルメテロール(セレベント)
マブテロール(ブロンコリン)

作用時間

アドレナリン<1時間
メタプロテレノール4時間
サルブタモール4~5時間
ツロブテロール8時間
サルメテロール12時間
ビランテロール24時間
インダカロール

β2刺激薬は、上記のようにたくさんの薬剤が承認され販売されています。

第3世代の長時間作用型吸入β2刺激薬(LABA)は、COPD治療の第一選択薬として使用されたり、喘息治療ではステップ2以上の治療薬として使用されます。

これに対して、第1,2世代の短時間作用型β2刺激剤(SABA)は、軽症のCOPDや喘息発作の治療薬として使用されます。

β2刺激薬使用時の注意点として、必ず覚えておいてほしいことは、喘息患者に対する服用方法です。喘息患者に対して、β2刺激薬を単独で服用させると、心血管系の合併症の発症率が増加すると報告されています。

これを防ぐために喘息患者には、吸入ステロイドとβ2刺激薬を併用して使用する必要があります。

鎮咳薬の適応

胸膜炎、マイコプラズマ肺炎、急性気管支炎

テオフィリンについて

気管支拡張作用を有するキサンチン誘導体でβ2刺激薬と同様に気管支喘息やCOPDの治療に用いられる。
テオフィリンは気道平滑筋の弛緩作用がある。
テオフィリンは横隔膜の収縮力増強、中枢神経興奮作用、強心利尿作用がある。
テオフィリンは主に肝臓で代謝される。
低用量使用時には抗炎症作用が生じる。
クリアランスは喫煙で上昇する。
テオフィリンの目標血中濃度は気管支喘息で5~15μg/mlとされる。

テオフィリンの副作用:悪心、嘔吐、動悸、頻脈、不整脈、痙攣

抗コリン薬について

抗コリン薬は気道に存在するムスカリン受容体と結合してアセチルコリンを競合的に阻害して気道平滑筋の弛緩を惹起する薬剤
抗コリン薬はCOPD治療の第一選択薬として位置づけられている。
喘息気道に対する抗コリン薬の気管拡張作用はβ2刺激薬の気管拡張作用と比べて弱い
ムスカリン受容体には5つのサブタイプ(M1~5)の存在が知られており、気道の副交感神経末端に存在するM1受容体と平滑筋に存在するM3受容体が気道平滑筋弛緩における抗コリン薬の作用部位となる。
気管支拡張効果は抗コリン薬が他の気管支拡張薬に比べて強く、効果発言時間はβ2刺激薬に劣っている。
マイコプラズマ肺炎や急性気管支炎などの乾性咳嗽はいい適応である。
自然気胸や胸膜炎など咳嗽により疼痛を伴う場合安静の保持に有効
気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎、慢性気管炎など喀痰排出量の多い疾患では分泌物貯留が生じるため喀痰排出を優先させる。

臭化チオトロピウム(気管支拡張薬)

まれに気道収縮を惹起することがある。

前立腺肥大時の尿閉、緑内障には禁忌

薬剤の作用時間により、短時間作用型抗コリン剤(SAMA)と長時間作用型抗コリン剤(LAMA)に分類されます。

特に、LAMAは、作用時間が長いことから、COPD治療の第一選択薬として使用されます。喘息については、長時間作用型β2刺激薬(LABA)の補助薬として使用されることがあります

抗コリン剤の注意点・副作用

抗コリン剤の副作用としては、口腔内の乾燥、味覚障害、便秘、胃の不快感などが主になります。まれに、気道収縮を惹起することがあるので、吸入後は患者をよく観察することが大切です。

禁忌の疾患は、前立腺肥大の尿閉、緑内障、アトロピンに対する過敏があります。抗コリン剤は、これらの疾患を悪化させる恐れがあります。

SAMA(短時間作用型抗コリン剤)

臭化イプラトロピウム(アトロベント)

臭化オキシトロピウム(テルシガン)

LAMA(長時間作用型抗コリン剤)

臭化チオトロピウム(スピリーバ)

臭化グリコピロニウム(シーブリ)

去痰効果について

粘液線毛輸送系を賦活化し痰の喀出を促進する。
ムチンの性状を変化させ粘調度を低下させる。
ムチンの分泌を抑制する。
肺サーファクタントの分泌を促進する。
線毛運動を亢進させる。

呼吸領域でのステロイド薬適応疾患

気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、アレルギー性肺疾患、ANCA関連血管炎、膠原病肺、サルコイドーシス、放射線肺炎、薬剤性障害、感染症

特発性間質性肺炎・ARDS→治療が確立していない

ステロイド薬の副作用

感染症の誘発・増悪、骨粗鬆症、骨折、成長阻害、動脈硬化、高脂血症、糖尿病の増悪、消化管潰瘍、精神障害

副腎皮質ステロイドについて

合成グルココルチコイドの薬理学的作用は主に抗炎症作用と免疫抑制作用である。

気管支喘息はステロイド薬の有効性が最も確立している呼吸器疾患である。

ステロイドの副作用:易感染、口腔内カンジダ症、嗄声がある。

細胞壁合成阻害βラクタム薬、モノバクタム薬、カルバペネム薬、グルコペプチド薬
細胞質膜障害コリスチン、ポリペプチド薬、ポリミキンB
リボソームにおけるタンパク質合成の阻害アミノグリコシド薬、テトラサイクリン薬、マクロライド薬、クロラムフェニコール
葉酸合成阻害サルファ薬
核酸合成阻害リファンピシン、キノロン薬

抗インフルエンザ薬

M2イオンチャンネル阻害薬

アマンタジン(シンメトリル):インフルエンザA型のみに有効

ノイラミニダーザ阻害薬

インフルエンザA,B型両方に効果がある。

1、オセルタミビル(タミフル):5日間内服が必要

副作用:消化器症状、10歳代で幻覚・異常行動あり

2、ザナミビル(リレンザ):吸入薬、5日間吸入必要

副作用:頭痛、下痢、妊婦・授乳婦では禁忌、アナフィラキシー

3、ペラミビエ(ラピアクタ):原則1回投与注射薬

4、ラニミビル(イナビル):1回吸入で有効な吸入薬

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投稿者プロフィール

Takuya
Takuya
臨床工学技士です。他職種を含めた若手の臨床指導に力を入れて研修会・現場での仕事だけでなく、企業・教育セミナー講師、国内外の学会発表・参加、医療雑誌のコラム執筆に挑戦してきました。興味のある後輩達にそのノウハウや情報提供を行い、よりより後輩を育成するべく日々、自問自答です。育てた後輩達はいつか自分と周りの人々を助けてくれると信じています。

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