腎不全

透析技術認定士を目指す方

透析について勉強したい

透析技術認定士について改めて確認したい方

資料を作成いたしました。古いものもありますが、誰かの何かの役に立てば幸いです。
※各記事につきましては、随時更新してまいります。

・急性腎不全の特徴

腎前性心拍出量低下心不全、心筋梗塞、心外膜炎
 血管収縮血管炎、動脈硬化、レニン-アンギオテンシン係活性化
 循環血漿量減少出血、脱水、浮腫、腹水貯留、火傷
腎性腎実質性疾患急性糸球体腎炎、進行性皮膚硬化症、HUS(溶血性尿毒症症候群)
 間質性疾患高Ca血症、薬剤アレルギー、腎盂腎炎、鎮痛剤
 腎毒性物質抗生物質、造影剤、重金属塩
 血管、尿細管閉塞多発性骨髄腫、DIC、高尿酸血症、横紋筋融解症
 急性尿細管壊死腎前性から経過した狭義のATN
腎後性上部尿路閉塞尿管閉塞(結石、腫瘍、術後閉塞、後腹膜繊維症)
 下部尿路閉塞前立腺肥大、腫瘍、結石

・腎前性

体液の喪失、うっ血性心不全などの既往あり。

皮膚、口腔粘膜の乾燥、皮膚の弾性力の消失。

CVP7cm水柱未満。

高張尿、硝子円柱、上皮円柱、ヒアリン円柱

BUN/Cr>20:1

尿浸透圧>500mOsm/kgH2O

・腎性  

尿蛋白(+2)以上

細胞性円柱

FE Na 20以上

尿細管壊死による原尿の拡散、円柱形成による尿細管閉塞

皮質壊死フィブリン沈着や血小板凝集、血管閉塞

・腎後性

結石、腫瘍の場合は血尿

前立腺肥大では4000cc以上膀胱内に貯留していることも

腎盂以下尿路閉塞により尿細管圧上昇によるGFR低下

上部・下部の尿路閉塞

後腹膜繊維症

・急性血液浄化療法

対象疾患血液浄化法
急性腎不全HD、HF,HDF
敗血症PMX
劇症肝炎PE,CHDF、活性炭吸着
術後肝不全PE,CHDF、活性炭吸着
重症急性膵炎CHDF
重症敗血症、敗血症性ショックCHDF(AN69ST膜)

・腎前性と腎性の鑑別ポイント

検査腎前性腎障害急性尿細管壊死
BUN/Cr比>20:110~15:1
尿所見正常またはヒアリン円柱顆粒円柱、尿細管性蛋白
尿浸透圧>500mOsm/kg H2O<350mOsm/kg H2O
尿中Na<20mEq/L>40mEq/L
Na分画排泄率(FE Na)<1%>2%

・導入基準

1、臨床症状溢水(肺水腫、心膜炎、心不全)
 尿毒症症状(意識障害、出血傾向)
2、乏尿2日間
3、難治性高血圧 
4、高K血症(>6mEq/L)
5、代謝性アシドーシス(HCO3<15mEq/L)
6、高窒素血症(BUN>80mg/dl、あるいは1日10mg/dl以上の上昇)
7、腎機能障害(Cr>5mg/dl、あるいは1日1mg/dl以上の上昇)

Follow me!

投稿者プロフィール

Takuya
Takuya
臨床工学技士です。他職種を含めた若手の臨床指導に力を入れて研修会・現場での仕事だけでなく、企業・教育セミナー講師、国内外の学会発表・参加、医療雑誌のコラム執筆に挑戦してきました。興味のある後輩達にそのノウハウや情報提供を行い、よりより後輩を育成するべく日々、自問自答です。育てた後輩達はいつか自分と周りの人々を助けてくれると信じています。

OneCE セミナー情報

OneCE Vol.21 チームビルディングと医療安全 Webセミナー
         
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

前の記事

吸入療法

次の記事

酸素療法