導入基準と管理

透析技術認定士を目指す方

透析について勉強したい

透析技術認定士について改めて確認したい方

資料を作成いたしました。古いものもありますが、誰かの何かの役に立てば幸いです。
※各記事につきましては、随時更新してまいります。

・導入基準

1、臨床症状溢水(肺水腫、心膜炎、心不全)
 尿毒症症状(意識障害、出血傾向)
2、乏尿2日間
3、難治性高血圧 
4、高K血症(>6mEq/L)
5、代謝性アシドーシス(HCO3<15mEq/L)
6、高窒素血症(BUN>80mg/dl、あるいは1日10mg/dl以上の上昇)
7、腎機能障害(Cr>5mg/dl、あるいは1日1mg/dl以上の上昇)

・SIRS診断基準

1,体温>38℃ or <36℃
2,脈拍数>90/min
3,呼吸数>20/min
or PaCO2<32torr
4,白血球数 or 未熟型白血球>12.000/mm
<4.000/mm3
>10%

以上の2項目以上を満たすもの

SIRS:全身に強い炎症反応が出現した病態

MODS:SIRSから状態悪化し、重要な2臓器以上の臓器機能が障害された疾患。

致死率50%

・PMXの保険適応

エンドトキシン血症であるもの、またはグラム陰性菌感染症が疑われるもの。

次の1~4のうち2項目以上を同時に満たすもの

1,体温>38℃ or <36℃
2,脈拍数>90/min
3,呼吸数>20/min
or PaCO2<32torr
4,白血球数>12.000/mm
<4.000/mm3
or 桿状核好中球>10%

昇圧剤を必要とする敗血症ショックであるもの。ただし肝障害が重症化したもの(総ビリルビンmg/dl以上かつヘパプラスチンテスト40%以下であるもの)を除く。

・透析導入後の管理

DWの指標:心胸郭比、エコー、hANP、血圧、浮腫、心電図、レントゲン

導入後減少または中止:陽イオン交換樹脂、リン吸着薬、炭酸水素Na、インスリン

不均衡症候群:小面積ダイアライザ使用、血液量・透析流量を徐々に上げる。

短時間頻回透析、グリセオール・マンニトールの点滴、高Na透析液。

糖尿病性腎症の導入の特徴:高K、低Cr、心機能低下、虚血性心疾患、高齢者64%。

白血球が開始15分程度で大きく減少する。

ダイアライザの生体適合性を評価する指標となっている。

一過性の低下は分葉核好中球と単球が肺を中心とした血管床に付着するため。

回復は骨髄からの動員。補体活性化が少ない合成高分子膜では減少は少ない。

分葉核好中球と単球が肺を中心とした血管床に付着は動脈中の酸素分圧を低下させる。

・透析患者の術前管理

1、術前の透析は十分に行い、脱水にしない、溢水にしない。

2、当日の補液は1号輸液1.000ml程度

3、心機能は特に注意を払う。UCG,ホルター、トレッドミル、CAG等

4、ヘマトは30~32%、電解質を正常に

5、出血を助長する薬剤の中止。

・術中管理

1、電解質の頻回チェック

2、CVPモニター

3、輸液速度8ml/kg/hr(開腹手術では)

4、基本輸液は1号輸液(KNIAまたはソリタT1)

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投稿者プロフィール

Takuya
Takuya
臨床工学技士です。他職種を含めた若手の臨床指導に力を入れて研修会・現場での仕事だけでなく、企業・教育セミナー講師、国内外の学会発表・参加、医療雑誌のコラム執筆に挑戦してきました。興味のある後輩達にそのノウハウや情報提供を行い、よりより後輩を育成するべく日々、自問自答です。育てた後輩達はいつか自分と周りの人々を助けてくれると信じています。

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