CE100コラム 〜運営紹介#1 いまちゃん〜

臨床工学技士になって13年目のいまちゃんです。

私が臨床工学技士を志した理由はとても不純なものです。

高校時代は夢も目標も無くなんとなーく過ごし、テストでは常にビリ争いをしていました。高校3年生になって、まだ働きたくない、進学したらもう少し遊べる…そう考えながら進学雑誌に目を通していました。たまたま目に止まったのが「好きな工学を活かして医療に貢献」という文字です。
工学分野が好きだったこともあり、好きなことをしながら病院で働ける!病院で働くってなんかかっこいい!と「ふわっ」とした気持ちで臨床工学技士になろうと決めました。

大学の4年間は国家試験にさえ受かればいいと腹をくくり、遊びとバイトに明け暮れる日々でした。幸運なことに就職でき、国家試験にも受かり臨床工学技士としての人生がスタートしました。その当時は、人生を完全になめていました。なんとなく過ごしても何とかなる、これからずっと安泰だ!と。

そんな気持ちで臨床工学技士になりましたが、就職して2〜3年間は覚えることもたくさんあったり、いろんな部署を経験できたりとそれなりに刺激的な毎日でした。
しかし、慣れてしまってからはひどいもので、ろくに勉強もせず、小さな失敗を繰り返し、周りに迷惑をかけ、週末の楽しみだけを考えながら仕事をこなす、ろくでもない臨床工学技士でした。

そんな私でしたが、心が大きく動いた出来事が2つありました。

1つはある患者さんとの出来事です。
当時私は透析室で働いていました。あまり会話をしたことがない(どちらかというと苦手な)患者さんが帰り際に「君は新人の頃は子供じみていたけど、立派になったよね。これからもがんばりんさい。」と声をかけられました。今日はどうしたのだろ、と思っていたら、翌日お亡くなりになったと連絡が入りました。もしかしたらご本人は何か感じるものがあって私に声をかけてくれたのかもしれないと思い、その方ともっとちゃんと向き合っていれば良かったと後悔し、このままではダメだ!と初めて思いました。

その日からまもなくして東日本大震災が起こり、災害派遣要員として石巻で5日間活動をしました。
全国から集まった医療者の必死に活動する姿を見て、医療者の有るべき姿とはこれだと衝撃を受けました。

タイミングが良いのか悪いのか活動の最終日に長男が誕生したと妻から連絡が入りました。翌日、生まれて2日目の息子の顔を見ながら自分の石巻での活動を振り返り、自分は全力で活動をしていなかったのではないかと後悔しました。
そして、この子に恥じないためにも真っ当な臨床工学技士にならなきゃ!医療者にならなきゃ!人生を送らなきゃ!と、やっと人生のスイッチが完全ONになりました。

その後は、日常業務はもちろんのこと、学会発表や論文執筆、社会活動にも力を入れてきました。当時be動詞もあやふやだった私は英語も勉強し国際派遣要員にもなりました。スイッチが入るまでの期間を後悔し、なんとか取り戻そうと必死に取り組み、目に映り手の届くことは全てこなしてきました。

しかしそれらは、今思えば1つ1つの事柄が雑で中途半端になってしまっていたのです。何を極めたか?と聞かれても「これだ!」と言えるものはありません。それに気づくと同時に歯車が狂いはじめ、だんだんと物事がうまくいかなくなりました。
一生懸命やっているのにうまくいかないというのはとても辛く、どうしたらいいのか分からず、また中途半端に後戻りだなとふさぎ込む日が続きました。

そんなときに臨床工学技士100人カイギが目に止まりました。実は、キックオフイベントから知ってはいたのですが、気も足も重く一歩が踏み出せませんでした。毎回終わってからアップされるグラレコをこっそり見ながら内容を想像したりしていましたが、Vol.5になってやっと参加をしてみました。登壇者の方々のお話は素晴らしく、さらに運営者の方々も活き活きとしており、同じ臨床工学技士がこんなに楽しそうなのはなんで?というのが正直な感想でした。どうしようか迷ったのですが、思い切って私の悩み相談をさせていただきました。皆さんのご回答は、がんばれ!とか、なんとかなる!という抽象的なものではなく、ご自身の経験や考え方を具体的に提示してくださり、心のモヤモヤに光が差し込んだ気分になりました。そしてせっかくなら運営を一緒にやってみない?と思いがけないお誘いを頂き今に至ります。

臨床工学技士100人カイギは今まで手にとってきたものとは何かが違うと感じています。自分には「これだ!」と言えるものが何なのか、今ははっきりしませんが、中途半端な人生を脱却するための大きな一歩であると確信しています

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投稿者プロフィール

いまちゃん
いまちゃん
臨床工学技士になって13年目のいまちゃんです。手の届きそうなものにちょこちょこ手を出してきたら全てが中途半端になってしまっていることに最近気付きました。
自分の持ち味は「これだ!」というものを身につけるため、今までよりも深く慎重に、でもアクセル全開で突き進んでいます!
4+

臨床工学技士100人カイギ セミナー情報

Zoom参加費(学生除く)    ¥500
YouTube配信視聴(学生除く) ¥500
学生             無料

2020年11年21日 (土) 19:00~
Vol.7 のタイムテーブル

19:00~19:15 概要説明/100人カイギとは
19:15~19:20 アイスブレイク(5min)
19:20~19:35 トーク①(10min)
19:35~19:50 トーク②(10min)
19:50~20:00 ブレイクアウトルーム(10min)
20:00~20:05 休憩(5min)
20:05~20:20 トーク③(10min)
20:20~20:35 トーク④(10min)
20:35~20:50 トーク⑤(10min)
20:50~20:55 ブレイクアウトルーム(5min)
20:55~22:00 次回案内 / 写真撮影